U1084A Acqiris 高速デジタイザを使用すれば、最先端テクノロジーとノウハウを活用して、厳しい測定要求に対応することができます。 Acqiris Digitizer独自のテクノロジーをPCIeカードに統合することにより、最新のデジタイザを早い段階で入手でき、複雑なシステムに統合できるため、新製品の開発に伴う、あらゆるリスクを低減できます。 このようにデータ変換/信号処理ボードを使用することにより、高いコスト・パフォーマンス、長いシステム寿命、優れたシステムの柔軟性を低リスクで実現できます。Acqirisの高速デジタイザ製品は、一貫性のある品質と信頼性を提供します。
OEM用として、RoHSコンプライアンスに準拠した機器への組み込みを想定し、U1084Aでは、鉛フリー・コンポーネントを使用して、RoHSに完全に準拠しています。 また、コンポーネント数を最小限に抑えることにより、カード動作の信頼性とアナログ/デジタル性能の向上を実現しています。 U1084Aの非常に優れたアナログ性能により、アナログ・フロントエンドのフル帯域幅全体で最高の測定確度が実現できます。またノイズが低く、有効ビット数が高いため、繰り返し測定の必要性が減少し、測定時間の短縮による1回あたりの測定コストを削減できます。
U1084A Acqiris高速デジタイザは、リアルタイム・データ処理に使用されるオンボード、高速FPGAを備えたデュアル・チャネル8ビットPCIeデジタイザ・カードです。このデジタイザには、オンザフライでアベレージングもしくはピーク検出/解析ができるリアルタイム信号処理ファームウェアが搭載されています。 4つのファームウェア・オプションにより、独自のポスト・プロセッシング処理が可能です。 ファームウェアをFPGAにアップロードすることによりデータ収集の方法を再定義でき、最適なデータ解析が行えます。 PCI EXPRESS®(PCIe®)バスを使用することにより、最適なデータ・スループットを提供します。U1084Aは、4レーンPCIe 1.1カードとして実装され、最高520 MB/sのデータ・スループットが実現できます。
アナログ・メザニンボードには、アナログ・シグナル・コンディショニング(増幅、オフセット、チャネル・インタリーブ)とA/Dコンバータ(ADC)コンポーネントが搭載されています。 通常、2チャネル入力がそれぞれの専用ADCに送られ、2GS/sで同時にサンプリングされます。 そのほかチャネル・インタリーブを使用して、1チャネル入力で最高4 GS/sのサンプリング・レートを実現できます。
FPGAには、収集データのリアルタイム処理機能があります。 以下のファームウェア・オプションをFPGAにロードできます。
最大3種類のファームウェア・オプションを選択することができ、簡単なアップロード手順により、アプリケーションを変更できます。