FPGAを搭載しているデジタイザがあります。そのFPGAを使用して、Average、ピーク検出、FFT、ゲート機能(必要なデータのみ格納ができる)などの機能を実現しています。また、FPGAのプログラムをカスタマイズできる機種もあります。詳しくは、当社にご相談ください。
可能です。当社のデジタイザは、波形データの測定と並行して、トリガ毎のタイムスタンプを記録する機能を持っています。回転機などのタイミング測定に有効です。トリガ時間間隔測定分解能は、機種によって異なりますが、TTI(Trigger time interpolator:トリガ時間補間器)を内蔵しており、サンプリングレートよりも短い時間分解能を達成しています。下記に例を示します。
U1084A:15ps
U5303A-SR2:6.25ps
U5309A (External Trigger):8ps
U5310A:8ps
SA1:35ps
SA2:15ps
現在製品では使用できません。
製品によっても異なりますが、入力インピーダンス50Ωの場合±5Vです。
<サンプリングレート>
機種により異なりますが、最大8GS/sです。
複数チャネルを持つデジタイザの場合、チャネルコンビネーション機能(インターリーブ機能)により各々のサンプリングレートをチャネル数倍したサンプリングレートを実現できます。
<周波数帯域>
機種により異なりますが、最大2.5GHzです。
機種、オプションにより異なりますが、最大1G~4Gサンプル/CHです。収集時間=最大サンプル数/サンプリングレートとなります。
複数チャネルを持つデジタイザの場合、チャネルコンビネーション機能により各々のチャネルの収集メモリをチャネル数倍した収集メモリを実現できる機種もあります。
機種により異なりますが、8ビット~14ビットです。
有効ビット数は、同一機種でもサンプリングレート、周波数帯により異なります。製品仕様を参照してください。
豊富な外部との入出力信号を持っているため、外部機器との同期運転が可能です。
CLK IN(外部クロック:サンプリングクロック、外部基準周波数:100MHz±0.3%)、TR IN(DC~フロントエンドの帯域幅)、TR OUT、I/O A、I/O B(トリガ・イネーブル入力、100MHz基準クロック出力、トリガ・レディ出力)コネクタを有します。
外部から共通のリファレンス・クロックを供給することにより、複数台の同期動作が可能です。ただし、トリガ信号も外部で分配する必要があります。また、アプリケーション・プログラム作成に若干の注意点がありますので、お問合せ下さい。
1台当たり3chの製品(SA3シリーズ)があります。
制御コマンドにより、ボード全体、指定チャネル毎、設定レンジ毎などの自動校正が可能です。
最新のMD2ドライバがサポートする機種(U53XXAシリーズなど)に関しては、波形取得条件ごとにキャリブレーションを実施する仕様となっており、キャリブレーション時間が大幅に短縮されています。
U1084A、U5303A、U5309A、U5310A、SAシリーズ、同時マルチバッファ捕捉/読み取りモード(SAR/TSR/CSTモード)オプションを有し、データを収集しながら、PCへの転送が可能です。
U1084A (PCIe Gen1 x1バス):最高520MByte/s
U53xxA(PCIe Gen2 x8バス):最高3GByte/s
SA2xxP(PCIe Gen3 x8バス):最高6GByte/s
最新機種(U53XXAシリーズ)に関しまして、レスポンスタイムの遅い処理は下記程度となります。
・キャリブレーション(データ取得条件ごと):0.8~1.0s
・電圧レンジ、オフセットの変更:~35ms
シンプル(シングル)・アクイジション(1トリガ、1データ取得)、マルチ・アクイジション(複数トリガ、複数データ取得し、セグメント毎にデータ格納)があります。
入力信号、外部トリガ信号のエッジ、ウィンドウ、パターン(OR, NOR, NAND)トリガ機能を持ちます。機種によっては、TVトリガ機能を有します。
トリガがかからない原因は、トリガ信号がトリガレベルを切らない(縦断しない)場合がほとんどです。0V → 1.6V振幅のトリガ信号の場合、トリガレベルを0Vに設定してもトリガはかかりません。これはトリガ信号がトリガレベル0Vを切らない(縦断しない)ためです。この場合、0.1V~0.8V程度にトリガレベルを設定すると、トリガがかかります。
最新機種(U53XXAシリーズ)では、入力トリガ、外部トリガ共に、V単位で設定します。